フルーティーマンゴーさんからのご質問☆彡
アメーバブログのほうで、リブログいただきました☆彡 ↓ ↓ ↓
占いとは、結局何を見ているのか?を考える~フルーティーマンゴーさんのアメブロより~
ご質問とあわせて、もう少しこまかく解説していきたいと思いますよ~☆彡
フルーティマンゴーさん、ありがと~☆彡
さて。。。 このあいだ、気学家のクリスティーナ燿子先生と、ツイッターのチャット機能でだらだら話して
いるうちに、「ボダのお客がマジしんどい話」になったので、それな、占い師も他人事じゃないねん! という話で、ブログ記事を書きました。
↓ ↓ ↓
(酒井のサブブログ・アメブロ)
原宿アクアリー所属@クリスティーナ先生とめっちゃタメになる「境界性」の話
https://ameblo.jp/sakainichika/entry-12590273782.html
んで、この記事をおよみくださったフルーティーマンゴーさんから、以下のようなコメントをいただきまして、
それに対してかなり辛口のご意見をお返しした酒井さんでございます。。。^^;;
これは決していじわるで、このように見も蓋もない話をしているのではなく、実際占いというのはけっこう危険なものなのでございますですよ☆
先般、4月18日に、始めてわたくしのZOOMでの占星学セミナーを行ったわけですが。。。そこでもけっこう 「ボダ」 の話は話題に上りました。そして、占いと言うのは、用い方を間違えると虐待になってしまうんだ、ということです。
いいですか。 虐待 になるんですよ。みんな大好きな占いがね。。。。自分の大好きな占いが、誰かを深く傷つける。そんなの嫌ですよね??? でもこれ、占いの現場ではよくあることです。
だから占いのあとでボダの人が自殺するということはたまにあります。だからこそ占い師に 「占いだーーーーいすきーーー♡」などと私は、無邪気に思って欲しくありません。
命がかかってるんです。人の命がね。。。。
だから、「占い好き♡」 なんていうのがもう、舐めてる(笑)。
あともう一つは、占いとは、気をつけないとダブルバインドになってしまうということです。これは占い業界全体で真摯に学んでいくべきことだと思っていますが。。。
特に命術。これはダブルバインドになりやすい。
ダブルバインドというのは、日本語で素直にいえば 「二枚舌」 ということ。私は占星術で本当に、自殺手前まで、ノイローゼ寸前まで追い込まれました。占星術を学んだせいで深刻な自我と存在の危機に陥ってしまったのです。無邪気に占いファンが、あまりにも無邪気に振りかざす占いで死を思うほど、何十年も苦しみ続けました。
だからこそ、無邪気に、、脳みそ花畑みたいに気安く「占いだーーーいすきーーー♡」 などと言って欲しくないのです。その裏では占いのせいで死ぬほどの苦しみを味わう人だっているんだ、ということ。
四柱推命でも、算命学でも、西洋占星術でもなんでもそうですが、おおよそ 「命術」 とされるものの前提条件には、以下のものがあります。
前提条件A 「人は、生まれる前、その命式を選んで
生まれてきた」
前提条件B 「暦上の十干十二支やさまざまな星は、
我々に影響する」
です。今回は東洋占術を学んでいるフルーティーさんのために、東洋で説明していきますが、西洋占星術でも同じです。生年月日を元にした占いには、「前提条件A」 がもう、みんな心の中にありますよね。
私はどうしてこういう命式なんだろうか、と問うとき、それは 「そういう命式になるようタイミングを選んで生まれてきたからだ」ということになります。
すると 「前世」 というものが当然なくてはならない。
じゃあ、その前の前世もフルーティーさんは、やっぱり命式を選んで生まれたのでしょうか?
答えはイエスです。
じゃあその前は? さらにその前は??? と、ずーーーーーっとたどっていくとどうなりますか???
そうです。かならず 「宇宙創成」 のときまで遡ってしまうんです。
宇宙創成――。 聖書には、宇宙の誕生は、最初に神が 「光あれ!」 と唱えて、神が光に変身したとき
始まったと書かれています。そして、意識は 「光」 です。これに関しては説明が長くなるので割愛しますが、とにかく意識は光です。パーリ経典にも聖書にも、コーランにも書かれていて量子力学でも最近はこの説を疑いきれません。
すると 「光」 = 「私の意識」 で、 「光」 = 「宇宙創造神」という単純な数式ができますね。
すると、四柱推命でも紫微斗数でもまぁ、なんでもいいんですが、そうした占いの「星」 を作ったのは誰????
前提条件A 「人は、生まれる前、その命式を選んで生まれてきた」 というとき、 「わたし」 のほうが 「星」 より偉いのです。でも占いは 前提条件B 「暦上の十干十二支やさまざまな星は、我々に影響する」
でもありますね。
そんでもって、その星が人間に影響すると信じて未来予知を行い、人の宿命を占う。でも、前提条件B 「暦上の十干十二支やさまざまな星は、我々に影響する」のとき、影響する主体・・・・、偉いのは 「星」 のほうであり、影響される客体は 「わたし」 になるんです。
哲学として、この、占いの前提条件としてみんなが自然に刷り込まれている二つの考え方はなんと――。主体(するほう)と客体(されるほう)が、みごとに入れ替わってしまうんですよ!!!
このように、主体と客体が入れ替わってしまう、本来ならあり得ない前提が二つあることを ダブルバインド(二律背反) といいます。日本語では二枚舌。ダブルスタンダードとも言いますね。心理学ではこれは、ぜったいにやってはいけないこと、心理的虐待にあたると定義されるものなのです。
毒親や毒上司、毒彼氏毒彼女はなぜ、ダメなのかというとダブルバインドだからです。あるときはすごく優しい。でもまたあるときは鬼のよう。非常に支配的な自分と、ひ弱な自分をその時々で演じ分けるから、側にいる息子娘、彼氏彼女、部下同僚はすごく苦しむんです。いったい何??? と。。。。
最初から悪い面だけ、最初からぶんなぐってやる!! お前なんかキライだしね!! という人間のほうが実は優しいのです。はるかに思いやりがあります。ダブルバインドではないからです。
でも、表面では優しくエレガントに、慰撫的に、ソフトにソフトにしながら、裏でつねったり、悪口をいったり、先生の前でだけ褒めて自宅にかえったとたんののしるとか、そういうのは本当によくないのです。虐待です。
その虐待の被害者が 「境界性」 の人なのです。
だから占い師は、占い学理を学びながらも、占いそのものにひそむ非常におそろしい、人をいじめて、いじめぬいて苦しめる悪魔のようなダブルバインドの構造があることを真摯に受け止めなければなりません。
ともすると、命術の占い師は 「ホロスコープがたり」「命式がたり」 しすぎる傾向があります。占いが当たると面白いものだから、ついつい占いで言いすぎてしまう。
でもいいすぎられたお客さんは不安になるのです。そんなに当たる占いなのであれば、自分はもう運命から逃れられないのではないかと。。。それで、ホロ語り、命式語りしすぎるとお客さんはだんだん落ち込んできます。
すると占い師も面倒くさくなって、 「大丈夫。そうはいってもね、あなた次第よ」 といいますね。
これ、虐待親とやっていることは同じなんです。
占い好きにはショックでしょうが、同じです。だから占い鑑定のあと、本当に死んじゃう人いるんです。だからこそ軽々に 「占い、だーーーいすき♡」 などと言えないということです。
よかれとおもっても、そのよかれ、と思っていることがもう心理学的にはダブルバインドで、虐待行為なんだということです。
じゃあどうするか。
答えを絞らなくてはならないということです。
占い師がしっかり、 前提条件A がただしいのか、前提条件B がただしいのか、しっかり決める。決め切る、ということです。
前提条件B 「暦上の十干十二支やさまざまな星は我々に影響する」に立脚してしまうと、それは前世と宇宙創造神の完全否定になります。
ですから、答えは断然、前提条件A 「人は、生まれる前、その命式を選んで生まれてきた」。
前提条件A に立脚したとき、すべての人はもはや占いの命式にも、出生のホロスコープにもしばられません。なぜなら、星より私のほうが偉いからです。そして前提条件A のとき、始めて、「あなた次第よ」が、力を持ってくる。占い師がなにより前提条件Aになりきってはじめて、星を打ち破れる方法をお客さんに示せるのです。んで、考えてみてください。
フルーティーマンゴーさんは 「お客さんの笑顔が嬉しい」とのことですが、でも占いのお客さんの 「笑顔」 ってなんでしょう???
意外と、即物的・物質的なことをみんな 「笑顔」 といっていませんかねぇ。。。大丈夫! 彼と別れませんよ!! とか、大丈夫!!おカネはなんとかなりますよ!! と、「即物的」 なことばをみんな 「救われた」 と勘違いしていないでしょうか??
しかし、物質的なカネ・愛・仕事・家・肩書きなどに執着する以上、それらはかならず滅び去るものなので、また苦しくなります。そういう意味でも、「お客さんに喜んで欲しい」 は危険なのです。 みんな汚物をうれしがって、汚い大便をありがとう、ありがとうといって問題の本質から目を背けているだけだということ。だから占いを足掛かりにして、前世の存在証明、精神生命体の物理学、術数学、思想、仏教や宇宙観、自然科学、幅広い学びをしてください。霊魂はある。神はいる。人間は星を超えた永遠不滅の何かと結ばれている!! と、その確信に至るための手段なのが各種占いだ、ということなのです。
それができたとき、本当に四柱推命とは何なのか理解できるということです。一生の短い時間では終わらないかも知れません。けれども、占いというのは、そのための学びであると言えるのです。そしてそこまでの人になれれば、星を打ち破る方法さえ人に教えられるようになる。そこまでのレベルになってから 「占い大好き」と言ってもらいたい、ということです。
たぶんフルーティーマンゴーさんは、とてもお優しい方なのでしょう。でも 表面の「優しい」 と 「本当の優しさ」 が同じとは限らないものでございまして、占い師は、そういう部分を強く問われる、とても苦しい職業だから、簡単ではないよ、という話なのでございました☆彡
今後のより深い研鑽をお祈りいたします☆彡
今回の記事と、同じことを別角度から書いた記事はこちら。→タロットカード、大アルカナに込められた驚異の秘法とは
こちらの記事もぜひ合わせてお読みください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません