2020年4月15日(水)~4月21日(火)までの週刊・超次元占星術

4月15日(水)~4月21日(火)までの超次元占星術です。

超次元占星術って何? どうやって占うの? という初心者の方は
こちら☜ のページをまずはじっくり読んでくださいね。(^^) 

それから、超次元占星術と従来の12星座占いは、どこが
違うのかということを書いた説明書はこちら

今週の月予報
満月 4月15日(水)07:57分 水・ゾーンゴールド内

 

今週の「火グループ(レッド・ネイビー・グレー)」

 今週も引き続き土星通過中。しかし一番困難な状況は二週間ほど前だったので、今はだいぶ平常営業に近づいてきたかな、という感じ。この土星期、いろいろ悲喜こもごもな読者さんからのメールをいただきましたが、やはり土星の象意通り、悲しいけれど、親しい人とのお別れがあったという方もおられました。

 超次元占星術を知ることで、よいことが二つあります。

 一つは、人間の運やできごとというのは、本当に惑星たちとリンクしているのだとわかること。これにより必要以上に誰かを責めたり、自分を責めたりする必要がなくなるということ。

 もう一つは、宇宙の法則を知り、人間には死後にも続く「何か」があり、そもそもこの人生はその「何か」から生まれてきたかりそめの世界だと理解できることです。

 これはまさしくヨーガ思想が、すべての人間に目覚めて欲しいところであり、占星術はまさにヨーガのための道具といいますか、人が物質以外の精神性に目覚め、己の信じるものを物質から精神へ切り替えさせるだけの 「証し」を授けてくれます。すると、形あるものどれもすべて、何一つ自分のものではないとわかるので、焦ることも比べることもしなくてよくなります。誰か自分より恵まれた人がいても、それは今、この時だけそういう状態なだけであり、長い生命のスパンで見るならばその人は栄耀栄華のぶん「何か」を消費しているわけで、いつまでもその状態ではないし、自分が恵まれていないと思っても、それは必ずそのままでおられず昇り局面が来るとわかります。

 人が健全に、幸せに生きるためには、この現世を仮想現実と捉えるリアリティを身に着けることは必須条件ではないでしょうか。この人生だけだと思うから焦り、比べ、他者をうらやんでしまうけれども、そうじゃない。生と死を超えて続く何かに触れる大切さを、占星学は教えているのです。

 

 さて、そんな中、引き続き土星の静かな、悲しみのような、不安なようなトーンが続く中で、さらに気をつけて欲しいのは4月20日(月)~4月21日(火)、翌週の超次元表の4月22日(水)まで。

 このとき、火・グレーに太陽が、ネイビーに水星が通過します。

 

 何気に「移動・旅行・会議」といった意味合いのあるコンビですが、それ以外にも知的労働、集中した仕事、オーバーワークなどの意味があります。また土星は「年上」という主調もあり、そうした年長者、目上の人にムッと来るとか、そういうできごともあるかも。

 また家族間においても、年長者――、すなわち「年取った家族」に振り回される、とか、心配になる、などという出来事がおこるかも。

 何にせよ、土星が抜けるまであと一息。プラスに出ると土星は鎮静化、安静化、静か、よい孤独、誰にも邪魔されずに集中という現れ方になることも多いので、なるべく心を怒りで染めたり、焦ってしまったりしないよう、感情に囚われずに淡々と暮らすのが良さそうです。

今週の「空グループ(オレンジ・グリーン・ブラック)」

 さて、そろそろ再びの木星期が、「空グループ」のみなさんに近づいてきていますね。

 雑誌の占星術や市販本の占星術ですと、木星は「12年に一度」ということで、めったにめぐってこなくてツマらないですけれども、超次元占星術では数か月おきにめぐってくるので、そういう点ではチャンスが多いし、1度や二度逃したところですぐ戻ってきますから、非常に夢のある占星術だと思います。

 しかし、今週はまだ手前の水・ゴールド。本格的にかかってくるのは4月の23日頃からなのですが、実は今週はすでに先触れのようににぎやかな配置であります。

 まず、16日(木)~20日(月)まで太陽が空・グリーンに。金星も同じタイミングでグリーン、火星は17日(金)からブラックに入り、そのあと今週の超次元表にまるまる影響します。

 すると、火星は二つの意味が考えられます。

 木星が降りて来る、という予兆として考えますと、これは飛躍の準備であったり、勝つために準備を万端にしておく、ということ。

 また次なる飛翔のための用意、おカネの準備ということもあります。今度の木星はおカネがかかる木星のようですから、おカネのやりくりをちゃんと考えるという意味になるでしょう。

 もう一つの意味は、やはり火星ですからアクシデントです。事故怪我紛失、トラブル(対人上)、紛失、慌てることによる損害、よろずごと壊れる、などです。マシーンに関する害、という意味合いがあります。

 火星期、よく聞くのは本当に「アクシデント」です。とくに火星は「強引」という性格ですから、強引に決行して結果、やめればよかった、とか、決断力がありすぎてどんどん決めてしまって、それに対する責任、ということも。

 いずれにせよ今、空グループの方々は将来にいろいろとやりたいことが多いようで、そのためにいろいろと心が焦り、自分に自信があるがゆえに焦燥感があるようです。自重して、慎重に、ていねいにやっていきましょう。

今週の「土グループ(ライム・ピンク・パープル)」

 ようやく今週16日(木)で天王星が完全に抜け、土・パープルにいる海王星の影響だけが残ります。海王星は現代の占星術では芸術的なひらめき、とか、霊感、という意味ばかりがクローズアップされがちですが、実は木星と土星の両方の力を備えている星であります。

 もともとがうお座の主星で、うお座のもう一つの主星は木星。つまりホラリー占星学では木星と海王星は同じ役割をする星なのです。

 もう一方で海王星は土星に似た働きもします。静謐、隠遁、隠れるなど。土星はプラスに出ると静けさ、集中、良い孤独、よい質素さ、質実剛健さ、実際的な堅実な状態。海王星も良く出るとそういう、土星のプラス面に似た効果があるのです。

 今週は海王星以外の惑星の通過は、月があるくらいで、特にない土グループですから、海王星の力を純粋に感じる1週間となるでしょう。

 つまり、静謐せいひつ、静か、霊感的な、瞑想的な生活、引きこもり、孤独を味わう、というような主調になると予想できます。

 個人の運勢は社会情勢にかなり影響され、とくに行政指導や法律改変などにダイレクトに影響されるので、それでマンデーンアストロロジー(社会情勢占星術)というジャンルがあるのですが、超次元占星術も例外ではなく、マンデーンアストロロジーでもし社会情勢に何か改変があれば、それは個人の運気に影響します。

 すると、やはり心配なのがコロナウィルス。

 海王星は隔離、隠遁、という意味があるので、自重のためにコロナで静かにする、という意味と、本当に病気が発生して療養中だ、という意味の二つの可能性が。

 また、旅行に関する損失、旅の困難、旅に出られないなどの現れ方をすることもよくあるケースです。なんにせよ「失望」ということがありますが、反対に出ると失望をしないように、着実に一つずつ潰していく、進歩していくというのも海王星の働きです。だから海王星は、よくでるとけっこう勤勉で手堅い星です。占星術の教科書を見ると霊感、とか、インスピレーション、などの、非日常的な作用ばかりが書かれていますが、海王星は地道な、果てしない努力という意味もある惑星です。怠けてダメになるか、勤勉で伸びるか。その毎日の行動を問われているのだ、と考えてみてください。

今週の「水グループ(ホワイト・ゴールド・スカイ)

 さて、緊急事態宣言が発令され、東京や大阪などの大都市圏では商店の自粛など求められておりますが、筆者(酒井)の身近にもコロナ騒動で収入が不安定となり先が見えないという方が何人かおられました。

 私は占星学講座を4月18日から行うわけですが、それで得たおカネは私腹を肥やしたり自己の財産にすることには使うまい、と戒めているので、さっそく講座で集まったお代金を生活に困っていた方数人に分配することが
できました。たった数人で、本当にごめんなさい、なんですけれども、もっとおカネが集まったらまた他人のために使いたいと思います。

 それで、よく考えたら、これってそのまま今、水・ゴールドにいる木星×冥王星の影響そのものだな、と……。

 占星学では、木星は悪いところのない惑星とされており、木星の影響下にてもし悪いこと(※ この“悪いこと” というのは、物質次元界や現象界においてのみ悪い、という意味で、信仰を持ち、物質とは違う永遠の生命に気づいた人にとっては悪い、と言えない働きです。自分の都合では悪いけれども、広い社会で見たらよい、ということも多々あり、この “自分の都合” という部分を強く持っている人は占星学の諸惑星は非常に厳しい現れ方をするのです)があったとしても、それは結果的に悪くない、と言われています。

 確かに、まぁまぁのおカネを人に無条件で差し出すのは勇気が要りました。勇気が要りましたけれども、そして、私個人も決して裕福なわけではありませんけれども、差し上げることができたことでなんとも嬉しい、幸福な気分になれました。失っていい、失えばいい、どんどん失おう! と、そういう勇気が持てましたが、本当に木星は「収入」ではなく「支出」としてどかん! と、出させる作用もあります。もらうばかりが金運ではない。引き寄せでどんどんおカネを使うと入ってくる、というのは一理あるのです。おカネは血液ですから、体内に血流が多く全身に血が巡っている人は、出す→入る→出す の量も多いわけです。

 

 さて、今週も引き続き木星×冥王星はゴールドにいて、このコンビは78種類あるエバーティンの「惑星コンビネーション」では最高に福々しい吉相、成功のコンビと言われていますが――。「出ていく」のも含みますし、マイナス面で出ると強権。無理やり、強引な手法という意味。けれども悪くありません。ツイッター読者からの報告では、コロナのせいで会社を解雇されたが、会社都合での解雇なので失業給付金がすぐもらえ、金額も良く、気分的にはよかった、という読者さんがおられました。木星はだいたいこのように 「失うけれども結果的によかった」
というように働くことも多いので、「利得」にはいろんな形があるのだなぁと思わずにいられませんね。

 先週の超次元表、13日(月)から太陽が、14日(火)から金星がそれぞれ、冥王星と木星に重なるように水・ゴールド入りします。15日(水)まで影響がありますから、この3日間はなにか、非常に喜ばしいできごと、あるいは大いにおカネを使うこと、または状態の回復、大いに自信を持つ、成功を確信する、などの配置であるでしょう。

 占星学とは、「私が、私が、私が」となっているうちは正しくメッセージを受け取れないものです。物質や地位、名誉、肩書、承認欲求や、恋愛での愛情の渇望などを少しずつ捨てていくことで、惑星たちのメッセージを上手に聞けるようになります。

今週の「風グループ(イエロー・シルバー・ブラウン)」

 今週の超次元表、16日(木)の午後から、いよいよ風・ブラウンに天王星がやってきますね。

 天王星の主調は、まず第一が「突然の」ということです。

 だいたい、突然の人生上の変更が起ったり、降って沸いたような突然のチャンスまたは災難、ということが。

 記憶に新しいところでは女優・川口春奈さん。麻薬事件で降板した沢尻エリカさんの代役として急遽、大河ドラマのヒロイン役に抜擢されたとき、川口さんの出生の太陽ゾーンである土に、まさに天王星が通過中でした。

 こういうチャンスのような働きをよくするのも天王星です。私は天王星が自分の出生の太陽ゾーンである水グループに入ったとき、初めての単行本が本屋さんに並んだときでした。そしてそれはチャンスといえばチャンスですが、それから版元の幻冬舎さんと遊ぶ、という刺激的な事件か勃発し大変楽しかったです(笑)。

 天王星は「反抗・反逆」という意味もあり、つい人と衝突したり違う意見を言ったり、さからう、ということに原因したトラブルを表示することがあります。

 出生のホロスコープにおいて、天王星優勢なタイプの人は、人生上で何度か反抗したり、さからったり、あるいは自由を尊重しすぎてマナー違反になってしまって結果、警察のご厄介になったり裁判沙汰を招いたりしやすい。

 これは人格の訓練、経験、ものの考え方や教育によって立派な心性に取り換えることはできます。人間の性質は活かし方だからです。

 さて、そういう天王星期は、あなたも「反抗」とか「自由の尊重しすぎ」ということには注意しなければなりません。特にコロナ。外出したくなるのはすごくわかるのですが、そういう点でうかつに行動して周囲とトラブルになりませんよう。

 もう一つが異性関係です。特に天王星は火星と並んで「強姦被害」を表示することがときどきあります。強姦――、なかなか定義が難しいですが、天王星の主調として

「なんとなく強引だ」
「なんとなく論理がおかしい」
「馴れ馴れしすぎる」

 というところがあります。急に知り合った人が急に馴れ馴れしくしてくる場合、そこには大抵よからぬ意図があるものです。女性のみなさんはそうした、恋愛に関するトラブルに気をつけましょう。……もっとも、これは異性とも限らなかったりします……。車のセールスマンだったり、通っていた整体師さんがそういう人だった、ということもあるし、お茶会や講座で知り合った女性同士で面倒くさいことになった、という事例もよく聞きます。とにかく馴れ馴れしい、または、感情的に不安定な人が傍に来たら警戒してください。

 

 そんな中、15日(水)~16日(木)にかけて、水星が風・イエロー通過。すると16日が

 

 天王星×水星 =面倒くさい訪問者。せっかくのアイディアの立ち枯れ。気持ちが動揺するできごと。

 

 …という意味が。

 

 しかし、プラスに出るとこの逆で、新しい新機軸(起死回生のアイディア)や、すばらしいひらめき、よい判断力、自分の仕事の処理の仕方への自信…という意味になります。

 いずれにせよ、気持ちは落ち着いているに越したことはないでしょう。何かトラブルがあっても動揺せず、冷静に処理すれば大したことはありません。旅行や移動、出張などが起る人もいそうです。

講座情報

 新型コロナウィルスにより、4月18日開催予定だった占星学講座はすべて、オンラインのZOOMに切り替えました。5月の講座につきましても、順次ZOOMへの切り替えをご案内していきます。

 6・7月も同様です。

 また、「超次元占星術」だけを教えて欲しいというリクエストがありますので、超次元占星術について「だけ」をお教えするZOOMセミナーを5月23日(土)に開催いたします。

 超次元表を作るためのソフトや、エフェメリスとの変換法、ネイタルチャートを超次元変換する方法、実は私の組長(指導霊)から降ろされている、「各ゾーンの性格や適職」などなど、超次元占星術がいっそう楽しくなるZOOMセミナーです。

 講座受講後は、みなさまご自由に超次元占星術をワークショップ、個人HP、ブログ、鑑定などでご使用になられて構いません。(※ 書籍や雑誌原稿、アプリ等に使用したい場合は個別にご相談にのります。使用制限するためではなく、誤った書かれ方をされる恐れがないかどうかを確認させていただきます)

日時 ▲5月23日(土)
定員 ▲10名様まで。(最小催行人数・1名様より)
ご料金▲ ¥6000-
時間 ▲13時~16時まで
場所 ▲通信環境のある場所ならどこでも

 お申込み方法▲ 酒井日香の直通メール gouhara_satoru@yahoo.co.jp まで、「5月23日希望」とタイトルに入れてメールしてください。

 メール受信後、ご入金先をお知らせし、ご入金の確認が取れた方から順次、ZOOMのセミナーURLをご案内いたします。超次元占星術の魅力的な世界をぜひ、味わってくださいませ!

書籍情報

 占星術を学ぼう! とは思うけれども、そもそもホロスコープって何だろう。

 現実にはどういう空模様が、どういう風にホロスコープになっているんだろう。

 ……占星術の裏側で、数えきれないほどの科学者たちが「宇宙のなりたち」を考えてきました。古くはピュタゴラス・プラトン・アリストテレスに始まりヒッパルコス・プトレマイオスを経てヨハネス・ケプラーへ。

 

 偉大な天文学者・数学者たちが占星術に何を込めてきたのか、そして占星術とはそもそも何なのか。ただの占い?? それとも心理学??

 そこには意識の根源を探る壮大な科学者たちのチャレンジがありました。

 それをまとめたのがこちらの電子書籍です。

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 こうした、科学史・神秘学史を知らずして占星術の真の姿は決して見えません。ただ、「何も考えずにホロスコープを妄信」するのではなく、天を実際にどれくらい正確に表しているのか、ホロスコープとは何なのかを考え続け、問い続けていくことこそが 「超次元占星術」の骨格であります。

 本書を読んで雑誌やWEBの 「妄信しているだけの星占い」ではなく、自ら考える 「占星学」 へ、新しい発見をしていただければ幸いです。

酒井日香の占星術小説はここから

続編・予言者Ⅱはこちら