2020年6月3日(水)~6月9日(火)までの週刊・超次元占星術

2020年6月3日(水)~6月9日(火)までの週刊・超次元占星術

超次元占星術って何? どうやって占うの? という初心者の方は
こちら☜のページをまずはじっくり読んでくださいね。(^^) 

それから、超次元占星術と従来の12星座占いは、どこが
違うのかということを書いた説明書はこちら

今週の月情報
6日(土)04:14 PM 満月 火・ゾーングレー(半影月食)

(超次元・スペシャルコラム)

 6月6日はなんと約半年ごとにめぐってくる月食。月食が満月に起こると次の新月では日食になります。日食はすべて天文台によりシリーズナンバーが割り振られており、6月6日に起こる半影月食はシリーズ№137。一つの日・月蝕の№はだいたい70~80回発現すると無くなります。だいたいあるシリーズの日・月蝕は18年周期で起るので、それが70~80回起こるということは1260年~1440年もの間、一つのシリーズの蝕が続くということ。

 6月6日に見られる蝕は、18年前が2002年6月11日で、これは1260年周期の蝕です。次の6月6日の蝕が36回目なので、つまり最初にこの№137番が生まれたのが今から648年前。14世紀の、1372年のことです。ヨーロッパでは東ローマが消滅しオスマン帝国が勃興、日本では南北朝時代で、後醍醐天皇の後押しを得た足利尊氏が征夷大将軍になり栄耀栄華をきわめた頃。中国では明ができました。

 足利尊氏が眺め、後醍醐天皇が陰陽寮・宿曜寮の占星術師に占わせていたかもしれない「蝕」を、現代の我々も眺めていると思うとなんだかわくわくしますね!

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今週の「火グループ(レッド・ネイビー・グレー)」

 土星がずっと居座っていて、3月22日からですから、もう丸2か月以上。今週も引き続き火・グレーにいます。そろそろいい加減抜けてくれ、という方もいるかも知れませんね。しかし、土星は実は、火・グレーの中で逆行を始めておりまして、いったん空・グリーンのほうに抜けますが、それは7月の最初の週。つまりそれまではいる、ということです……。

 今週はそこへもってきて6月6日に、グレーの中で月食。月食は体力ダウンを表示することがあり、まぁ、もともと太陽と月がシンクロすると食になりますので、健康面が少し心配ですね。いちおう、食が起こると、次の食が起るまでが要注意とされています。6日に月食で次は21日の部分日食ですから、丸2週間が少し、体力や気力のダウンが心配。こういうときがくんとうつ病や更年期のやや重い状態になったりすることがあります。回復法は、最善は
とにかく神経を休めること。脳に流れ込む情報を遮断し、静かに脳と心を休めることですね。

 

 基本的には、土星×太陽×火星は「停止のコンビ」または「不活のコンビ」といいます。

 

 占いは生命のDNAコードと同じ、という説があり、それに従うならば土星×火星は停止コード、終了コードにあたります。DNAがほどけて、メッセンジャーRNAに写し取られ、タンパク質が暗号コードを読み取るときに、その停止コドンがあるところまで読み取ると「終了」です。同じく「開始」というコードもあるのですが……。

 占星術では、開始コドンに相当するものが木星、停止コドンに相当するものが土星ですね。

 つまり、一つの区切りを迎える、ということです。さまざまな困難や苦難がこの土星期、ありましたが、その最中で耐えていたストレスに限界が来て、ここでどっと疲れが出る、今後の生活を新しくしていく、という意味です。欧米では、こういう、日・月食サイクルとか、土星のときにリトリート、つまり、瞑想や断食をしてメンテナンスするアストロロジー愛好家も多いのでございました。

 けれども、この蝕を超えたら、土星もいったん「空」へ抜けていき、ようやくさまざまにストップしたり、体力ダウンで動けなかった物事が進んでいくことでしょう。少しずつ復調の兆しです。あと少しだからどうかふんばって!

今週の「風グループ(イエロー・シルバー・ブラウン)」

 さて、冥王星が逆行していて、来月になると風・シルバーに入ってきますが――。

 この原稿を書いている5月30日ですが、ツイッターのトレンドに室井佑月さんのお名前が上がっておりまして、「何?」と思って調べたらどうも、室井さんがご自身のツイッターで正しくない情報を上げ、とある企業さんに迷惑をかけた、ということのようです。

 そして5月23日には、女子プロレスラーの木村花さん(22)が、ノンフィクション系恋愛バラエティ番組「テラスハウス」の出演をきっかけにしたネットバッシングが元で自殺する、という痛ましい事件が起こってしまいました。

 占い師として、どういう星回りのときにどう行動したらよいかというのを極力発信して、少しでも悲惨な事故や、悲惨な環境をみなさんが回避してくれたらな、という思いがあり、こうしたネットニュースで事件の星回りを見ることで、同じ星回りの方は参考にして欲しい、よりよい選択をして欲しいという願いがあります。

 そこで室井さん、木村さんを見てみると、やはりといいますか、直感的に「冥王星かな」と思っていましたが、その通りなのでした……。

 

 私も、1991年か、92年に、冥王星が自分の出生の太陽がある水・ホワイトに入りまして、そのときに家族が立て続けに亡くなり、住む家もなく、ひとりぼっちホームレスになってしまいました。自殺を考えてビルの屋上から飛び降りようとしたのに、足がすくんですべってしまって、正気に戻ったというような経験があります。自殺を決行してしまうか、思いとどまるかは本当に紙一重です。あのとき、私もフェンスを乗り越える手前で足を滑らせ、
尻もちをついたので正気に戻りましたが、そうでなかったら生きていなかったかも知れません……。このときがまさしく「冥王星期」でした。

 それから現在、二度目の冥王星期を迎えておりまして、仕事や境遇、メディアで大きな変化が起こっていますが、冥王星期はこういう、なにか得体のしれない大きな力や、民衆・群集心理だったり、生存と自我のぎりぎりの戦いのようなことが起ります。けれども、まさにこれが冥王星が「カルマと清算の星」と言われる由縁で、明確な根拠はありませんけれども、瞑想によって占星術を探っていく流派では、冥王星はイエス・キリストの最後のカルマを清算させるために働いた、という説もあります。私が「わたし」であることに起因する、根深いカルマの顕現なので、読み解きには瞑想的な努力がどうしても必要な星回りです。

 もっとも、風生まれでも、大半の風生まれは心配しなくて良いでしょう。室井さんは風・シルバー生まれですが、「うお座8度」の太陽なので、シルバーの最後の度数なのです。すると、8度の人にだけ冥王星は影響圏内、ということで、それでこのような騒動を招いたのかも知れません。

 まぁ、安心してくださいといいますか、来月には冥王星はシルバーに完ぺきに戻り、今年の12月末頃まで風・シルバーです。けれども、今年の2月くらいまで冥王星はすでに風にいて、昨年秋くらいから嵐の様相でしたから、次に冥王星が逆行で入るときは「生き直し」「やり直し」という側面が強いと思われます。ボロボロの心をもう一度よみがえらせる、生まれ変わる、考え方や行動や価値観を大きく変えていくということですね。

 

 6月3日・4日はイエローを水星通過。人とのコミュニケーション、忙しさ。移動やミーティング。いつもより少し変化のある仕事。

今週の「土グループ(ライム・ピンク・パープル)」

 引き続き海王星が通過中。……ですが、実は海王星は今月末頃から「逆行」を始めるので、その手前で「留」という、ほとんど星が動かなくなる現象が起こっていますね。

 逆行、と言っても、本当に海王星がさかさまに運動しているわけではありません。動くのが早い方の惑星、つまりは地球のほうが、海王星に追いついて並走状態になったときが「留」、抜き去るとき目の錯覚というか、残像として「さかさまの動き」に見えているときが逆行です。しかしもともと海王星は肉眼では見えず、逆行、と言われても多くの人間にとってそれは観測できません。占星術は「視覚情報」が「脳」や、脳を動かしている
たましい、アストラル体に働きかけて成立している側面も半分くらいあります。半分は本当の惑星からの作用、もう半分が視覚情報や聴覚情報から受けた心理学的な「バイアス」です。それらが相互作用することにより、あるときは非常に運命的な天の意思を、またあるときは占星術が心理トリックだと指摘されるような働きが現れるのです。

 だから、心理学的なトリックだ、と言われれば、そういう面もゼロではない、しかし、じゃあ惑星の効果すべてが心理トリックで説明がつくかというと、それも正しくないのです。

 …ということで、海王星が留から、逆行になってまだまだ土グループ全体への影響は長引くのですが、今週は6月8日(月)の深夜から太陽×火星のコンビが土・パープルに突入しますね。

 本格的な影響は翌日の9日(火)からのようですが、来週の超次元表の10日(水)まで火星×太陽のコンビが影響しそうです。

 超次元占星術ではいつもご説明する通り、「動きの遅い惑星が運のべースを作り」、「動きの速い星が事件の引き金を引く」と考えます。すると

 

 太陽×火星×海王星 =焦燥感のコンビ。屈折した劣等感や愛情表現。素直になれない。
            意気地のない、うじうじした、または誰かにやってもらいたい(責任転嫁)

 

 という意味。時に不正なことやずるいこと、ごまかし、うそなどという作用もあるコンビです。愛情面では、男性は自分自身の下心が露見する怖さ、女性はそうした相手からの害、ということもあります。

 あまりよい異性運ではなく、自分自身、「人をアテにして幸せにしてもらおうとか、そういうズルいこと、汚いこと、ラクなことを考えてそれを手にいれようとして、余計に悪い状態になっていないか??」 ということはぜひとも、今週は検討してみて欲しいところです。

 海王星×火星は水害(大雨なども含む)や、あるいは炎熱性の症状、化膿した状態、薬物による過剰反応(免疫が強まったり弱まったり)という意味があるので、そういう事柄に普段から気をつけなければいけない病状の方や、お住まいの痛みや地盤が気になる方は少し注意してください。

今週の「水グループ(ホワイト・ゴールド・スカイ)」

 先週から木星が逆行してゴールドに戻ってきましたね。冥王星も引き続き水・ゴールドにいます。しかし冥王星は7月になるとさらに逆行して風・シルバーに逆戻り。それからなんと12月まで風・シルバーにいて、1月から再度水・ゴールドです。冥王星が果たしてどんな風に人生の不可避で運命的な環境を作るのか、それはまさしく個人個人のカルマであり、なかなかすべての人に納得してもらう占いを描くと言うのは難しいのですが、何か大きなことが今も、そして来年も起こっている、ということは言えますね。筆者(酒井)は自分の人生の残り時間を考えながら、あと何ができるのかということをこれからますます考えていきそうです。

 そして来週からはなんと、天王星が水・スカイに!! さらに木星も逆行して再度ゴールドに今、戻っていて、挙句に今週から水星が水・ホワイト内で留、からの、逆行、という動きになります。

 

 整理すると

 今週いる惑星→冥王星・木星・水星
 来週以降やってくる惑星→ 天王星

 

 ということで、大混乱やショック、異常な状態、トラブルやハプニングの惑星である天王星がやってくる前に、冥王星・木星・水星が長く水・ゴールドにとどまるという、ちょっとなかなかない配置ですね……。

 今週の風の占いでも説明しましたが、冥王星 = 大衆 とか、権力、という意味です。そこに弁舌を表示する水星、発展を表示する木星が来るので、大衆に対する影響力とか、大勢にアピールしていく、などという事柄がクローズアップされそう。

 そこに続いて来週には天王星がスカイ入りですから、何か大きな予想外の状況、あるいは刺激的な状態、人気運、などが期待できることもあるし、まったく冥王星や木星水星と無関係な事柄として起こることもあります。

 いずれにせよ、今の水グループの多くの人々は、大衆にメディアなどを通じてアピールする時期でもあり、あるいは権力、という意味も冥王星にはあるので、裁判や政治的な闘争、待遇改善を求めての戦い、法律上の権利、という出方をする場合もあります。引っ越しや急な辞令、急なインタビューなども。

 無理に運気に乗ろう、などとする必要はありません。今のあなたの実力を等身大に表せば、等身大の発展になるよ、というだけの意味なので、過剰な期待はするべきではありませんが、いずれにしても重大な人生上の局面に来ている、とは言えそうですね。

今週の「空グループ(オレンジ・グリーン・ブラック)」

 先週の「動画版超次元占星術週報」でもお伝えしました通り、先週の超次元表の5月31日(日)から火星が空・グリーン入りし、そこに次々と金星・太陽が重なり、さらに同じ水・ブラックにノードがいるので地獄だよプププ……? という予報を出しましたが、この「地獄」というのは本当の「地獄」ではなくて、ちょっとバラエティー
的な表現といいますか、「祭り」ぐらいの意味でございました……。^^;; 紛らわしくてすんまそん……。

 今週の超次元表はそんな感じで、6月3日も引き続き「祭り」です。4日まででしょうかねぇ……。空生まれの知人である、ある主婦占い師で気学をやっているK先生(※誰だかわかりますね皆さん・笑)は、たぶんボーイフレンドのことかも知れませんし、仕事面でくっそ盛り上がってチョー楽しいけど疲れた! みたいなことかもね。

 他の空グループ生まれもそんな感じです。お若い方だと恋愛方面や、仲間、グループで何か楽しむ、とか、行動する、みたいな、お祭りチックな配置。ただし祭りのあとって疲れますよね。そういう、吉凶が同時に起こりやすい運気なので気をつけて、ということです。せっかくのお祭りなのに喧嘩したり、お財布やカギを落としたり、誰かをうっかり傷つけたりしてはつまんないです。星の力は、気をつけよう、避けようと意識したり、行動前に祈る、最善になれますように、と祈るだけでだいぶ変わります。6月6日まで金星が残り、6日は月も空を通過するので、今週は全体的に充実していて、やることも、楽しみも多い予感。仕事の面でも前進するでしょう。

 

 …ということで、来週は超次元占星術@週報は、動画Verです。ぜひぜひ見てね~☆彡

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