プロ占い師向け占星学勉強会@無事終了しました☆彡

 5月16日(土)、ZOOMオンライン講座、プロ占い師向けの占星学講座を無事終えることができました。今回はすでに占い館や、電話鑑定などで業務をされている方を対象に、「当てる技術」「ホロスコープ解読の裏技」についてお話いたしました。プロの鑑定家がより高い研鑽をするための勉強会なので、お教えするほう(酒井)も真剣です。普段は絶対に話さない、ブログに書かない、教えない情報をバンバンお教えいたしました。

 占星術は、誰でも読めます。

 ただ、「誰でも読める」から「誰とでも同じレベルでいい」ということではありません。

 「誰にでもできるポピュラーな占い」だからこそ、「素人レベル」のままの人もいれば、「まさかそこまで読めるなんて!」というすごい技術の方もいます。さらに極めていくと占星学は必ず「霊学」になっていき、この「霊学」の高みにまでたどりつける人は、100人中5人くらいでしょうか私の感覚では。

 つまり、100人学びたい人が現れても、占星術の一つの到達点である「霊学」にまで気づけるかどうか。そこに至れるかどうかはわかりません。占星学は極めるとどんどん「心霊学的」になっていきます。そして「霊学」の中に踏み入っていかなければ、お客さんの運や未来を修正するだけの力量ある鑑定家にはなれないのです。

 私自身、到底、そこまでの域に達しているとは思えませんし、相変わらず実はまだ占星術が嫌いです(笑)。嫌いだからこそ、征服しなくては! 占星術を懲らしめなければ! と思い、人一倍ファイトが湧きます。占星術を殺して私も死ぬ、こいつ絶対生かしておけねぇ! ブッ殺してやる! という殺意だけで学び続けてきましたが、学べば学ぶほど、これは人間の劣化の問題であると、占星術はただそこにあるだけなのに、利用する側の人間の心が曇っているだけなのだと、思わずにいられません。

 みなさんとともに学んでいくテキストは、数ある占星学書の中でも、「名著」の呼び声高いReinhold Ebertin の「The combination of stella influences」。

 私の師、門馬寛明さんがその昔、我々門下生に直々に教えてくれた本です。この本、そしてエバーティン博士の数々の占星学研究書のおかげで、「超次元占星術」があります。そして、かみ砕いて教えてくれた門馬さんのあのすごさがなければ、今の私はないでしょう(※ 占星術をやりたいか、やりたくないかと言われれば正直、今でもやりたくないんですが……・涙)

 しかし、エバーティンのすごいところは、いろいろと占星術の中の、伝統的に言われてきた法則や読み方について、かなり統計を取っているところです。エバーティンさんは、アメリカで歴史あるastrologyジャーナルの編集長でもあるので、自身のジャーナルの企画を通じてかなりの数の実例・症例を集めてキーワードを絞り込み、統計的に信頼できると思われるもの「だけ」を本書にまとめています。

 昨今、占星術は「惑星の力を研究・調査する営み」ではなく、「キーワードを妄想でこねまわして観念だけでああでもない、こうでもないと語る分裂病的」なものが主流になってしまっています。

 雑誌ライターが主流だったため、地道に研鑽し鑑定事例を集め、自分なりに経験として深めているような占星家はあまり注目されず、肩身が狭かったですが、最近は出版業が大きく没落して占い雑誌がどんどんだめになってきたこと、動画配信やツイッターなどのSNSの広がりで、「ライター」みたいな人の影響力がなくなってきたので、誰でも自由にネットの中で「マイ御用達占星術師」を探せます。

 書籍も、一昔前では、アメリカからエバ―ティンの本を取り寄せるなど本当に手間のかかることでした。現在ではアメリカAmazonで、日本人の私もクリック一つで直接本が買えますし、翻訳ソフトや読み取り機もいいものが出回っているので、英語力がなくてもアメリカの本を自由に読めます。みなさんもできます! ぜひ挑戦してみてください。日本の占星書は良いものがほとんどありませんが、アメリカは本場なのでやはり充実しています。本当に日本の占星学にとってはいい時代、夢のような時代になってきましたね。

 今回はプロの鑑定家、「自分はプロだ!」と胸を張って言えるレベルの占い師さんを養成するのが狙いですから、実際の鑑定事例を学びます。ゴークラン・セクターの事例として言われている「木星のカルミネート」そのままのホロスコープのご相談者様でした。

 インド占星術と西洋占星術の大きな違いも交えてお話していきました。熱が入りすぎ、3時間の予定が1時間オーバーしてなんと4時間!!!

 酒井さんは、西洋占星術ではASCは「かに座」ですが、インド占星術ではしゃべりたおしすぎるくらいおしゃべりする「ふたご座」で、こういうことをすると自分は「ふたご座ASC」のほうが合っているなぁと思いますねぇ。。。まぁ、「かに座」がASCだったとしても、似たように「よくしゃべる」アスペクトなので、まぁよくしゃべる人なんでしょうね(涙)。

 

 ということで、講座はまた、順次開催していきたいと思います☆彡

 超次元占星術だけに特化した講座のほうもやっていきます☆彡

 講座情報お待ちください。

 

酒井日香の占星術小説はここから

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