VICE-ヴァイスー孤独な予言者@進捗のお知らせ

 酒井さんがもう、10年がかり以上取り組んでいる作品。。。。「VICE-ヴァイスー孤独な予言者」。現在はパートⅡの「黒い龍」のお話を描いておりますが…。

(※ このイラスト気に入ってます♡ 山口県下関市の青島大橋、だったかな??)

 この作品も「早く続編を!」「早く終わらせろよゴルァ!!」「郷ちゃんとあかりはどうなるの??」などと、ごくごく少ない読者さんから要望があり、私自身も完結させることがもはや人生の宿題といいますか、人生でやりとげたいことになっておりまして、なかなかこれを終わらせないと死ねない感じです☆彡

 しかし、そんな中、もう本当にいろいろありまして、大嫌いなはずの「占い講師業」をやる羽目になり、しかも10年もアメブロで「占い死ね死ねブログ」を描き続けてきたはずなのに、占い冊子とか占い手帳に新規参入することになってしまいました(涙)

 

 おかしいな……(汗)。10年も「占い死ねゴルァ!!」と力の限り叫び続けてきたはずなんですが(汗)、なぜそんなアテクシが占い講師などをし、占い手帳ビジネスに参入しなくちゃならないんでしょうか。いまだによくわかりません。なぜこうなった???

 

 まぁ、占い業も小説家も、音楽も絵も、いつまでもできることではありません。私はどれも仕事にするとか、これが仕事であると思ったことはなく、純粋にどれも自分自身のためにやっているだけですが、占いだけはどうもダメで、「仕事にしねぇってんだろ!! ばーか!!」と、こんなにこんなに言い続けているのにも関わらず(汗)、どういうわけだかどんどん仕事になってしまいますマジ勘弁してください(涙)。

 ということで、そうなると小説に時間が取れなくなるのでした(涙)。でも、ここ最近は、いろいろと超次元占星術を普及させるのを手伝ってくださる占い師さん(神)が現れたり、私が占星学をお教えした方々のそれぞれが、自分のいるフィールドで占星学を実践してくださるようになってきて、またいつもの遊び人・酒井に戻れてきています。ここ1年ほど「超次元占星術」にかかりきりでしたが、やっと小説に時間を取れるようになってきたのでした。

 実は「黒龍編」は、本当に難航シナリオです(涙)。この間、別の作家さんが占星術にちなんだ小説をご出版されたそうで、その執筆後インタビューを読みましたが、そこでその作家さんが「占星術を小説にするのはすごく難しい」とおっしゃっていましたけれども、それは本当にそうなんです……。占星術小説といえば「孤独な予言者」と「酒井日香」である、と思ってもらえるよう、酒井さんは占い地獄をのたうちまわった自分の経験も踏まえて、誰にも描けない占星術小説を描こう! と思っておりまして、そのため、市販の占い小説の類はだいたい目を通しましたが、やはりみなさん書きあぐねている感がありました。どうしても「占い」で解決するとなると、「魔法解決」と同じになってしまうんです。どうとでも描けてしまってご都合主義になりやすい。私は占いを通じて「人間の弱さ」が描きたいので、占いは醜いんだよ、という部分を描かないとなりません。すると余計にハードル高いわけです^^;;。

 

 しかし、34歳から書き始めた「郷原悟」も、今や著者の私は47歳。なんと郷ちゃんとは13年も付き合っているんですね!! まさに「イマジナリーフレンド」ですね。最初は、郷原と私の年齢が近く、同級生の男の子というか、自分の理想の彼氏のようだったですが、今や「息子」になってきました^^;; 

 占いへの思いも、13年経つと、最初は郷原に「占いなんて嘘だッ!! 人でなしのすることだッ!!」と叫ばしていましたが、だいぶ変化してきました。私自身の学びがより深まったせいです。したがって最初は「ファーストVICE」のときと同じく占いなんてくっそしょーもないぜ、人間の弱さだぜ、を強調しようかと思い、その方向のプロットをずっと練ってきましたが――。

 だいぶ自分の実感と、ちがくなってきたなと。もう占い、そういうことじゃないんだなと。

 「Ⅱ」ではむしろ、占いを通して人間が持つ「永遠の母性への憧れ」に収束していけたらな、と思います。母親の愛を求め続けてきた、どこか深い部分で似ている郷原とクリシュナ。二人がある場所で対決するシーンを描いていますが、最後はクリシュナを救えたらいいなと、そういうプロットに大幅変更いたしまして、どうにかプロットノートは最後まで設定が決まりました。あとは本編を書き上げればいいだけです。どうにか早く終わらせたいと思います。描けたら読んでねぇぇぇ♡

 

 

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